2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

渋滞の車

年末夕方の高速道路。渋滞でのろのろ。横を通り過ぎる車の中がよく見える。 ある車は家族連れ、ある車は友達か恋人か、あの車は仕事関係かな?と想像をふくらませる。 それぞれの車の中には、何人かが乗っていて、その人達は何か関係があって、何かの縁があ…

タンスの引出

洗濯物をしまおうと、引出を開けた。引出はパンパン。 洗濯したものを上にのせて、着替えるときは上からとる。後入れ後出し。 下の方にあるのは、いつか着るかもしれないと、しまっている衣類。 断捨離の達人が言っていた。2シーズン着ていない服は捨ててい…

本の香り

amazonで購入した中古の本。今まで買ったことのない分野、東洋哲学の入門書。はたして私はどこまで読めるだろう?と思いながら本を開いた。 本を開くと、ほのかに香りがただよった。 この香りは... ああ、お寺の香りだ。 もしかしたらこの本の前の所有者は、…

一億円以上の価値

ある動画に流れていた一文。 「一億円払うので、あなたの目をください。」と言われたらどうしますか? 誰だって、断るだろう。たとえ一億円が一兆円になっても。 多くの人がお金が欲しいと思っている。私もそう。 でも一億円以上の価値があるものを私は持っ…

同じ日々

毎日、判を押したように同じルーティンをこなす日々。なにか変わったこと、なにか面白いことはないかな、と思うこともある。 変化を求めるなら、自分から動かないといけない。一人家にいるだけでは、何も変わらない。待っていても、何も起こらない。 でも動…

麻酔

歯医者で麻酔を打った。徐々に感覚が失われていき、治療中の痛みは全く感じなかった。 もし心に麻酔を打つことができるなら、悲しみや不安、怒り、寂しさとか、感じなくてすむ。しかし同時に、喜びや楽しさも感じることはできない。 ネガティブを感じなくな…

私らしくない

赤とか黄色とか、ビビッドカラーな服にチャレンジしてみようかなと思うことがある。お店でその服を体に当てて鏡を見てみるけど、私らしくないなあと思って、結局いつものアースカラーの無難な色のものを買ってしまう。 地味で目立たない、それが私。その路線…

外に出る

今日は朝から布団に横になって、動画見ながらうとうとしていた。出かける用事がない日は、いつもこう。 窓から太陽の光が差し込んで、「こんなに天気がいいのに、一日じゅう家にいるの?」と、ささやかれている感じがした。 布団にくるまって、しばらく考え…

拍手

セッションに参加するため、家を出た。その会は、私がいてもいなくてもいい。私が参加してもしなくても、誰も気にしないだろう。 会場となる場所のドアの前に立った。「こんにちは」私は低く声を出して、を開けた。 その瞬間、「おっ、来た!」という声とと…

さようなら年賀状

12月の年賀状作りが年々おっくうになってきた。勇気を出して、年賀じまいをすることにした。 年賀じまいの理由はどう書こうか?「面倒なので~」と正直に書けないから、「時代の流れもあり~」とお茶を濁すことにした。 そういえば学生時代、先輩から年賀状…

ゆううつな連休

年末年始とか、ゴールデンウィークとか、連休前になると、少しゆううつになる。 仕事が休みになるのは確かにうれしいけれど、連休に何をすればよいか?と考えると、ため息が出る。 連休をむだにしては「ならない」、連休を充実したものにしなければ「ならな…

お天気お姉さん

テレビのお天気お姉さんは、元気はつらつ。いつも笑顔、テンション高めの声。 そんな彼女を見て、ふと思う。 ひどく落ち込んでいる日は、どうするのだろう。笑顔もできない、元気な声も出ない、そんな時もあるはずだ。どんなに落ち込んでいても、変わらぬ笑…

センタクッシー

行くか行かないかで、よく迷う。本心に従えというけれど、本心が見えない。 そんな時は、「セタックシー」のサイトで決める。2択に「行く」「行かない」と入力してボタンを押すと、センタクッシーが選んでくれて結果が表示される。 私の場合、センタクッシー…

いちょうの木

歩いていると、いちょうの葉がたくさん落ちていた。見上げると、歩道沿いにいちょうの木が並んでいた。 どの木も黄金に染まっていると思いきや、「あれ?」一本だけ、薄緑の木があった。他の木々が黄金だけに、その木はより目立っていた。 なぜ、あの木だけ?…

他人だけど身内

テレビドラマはほとんど見ないが「何食べ」だけは見ている。前回放送で「他人だけど身内」というセリフがあった。 身内って、どんな感じなんだろう? 「身内もしょせん他人」というのが持論。身内だと過度の期待をする、甘えて依存する。いっそ他人の方がよ…

変顔

「目は笑って口は怒る」ことはできないというから、鏡に向かってやってみた。できない。 「目は怒って口は笑う」ことはできないというから、またやってみた。これもできない。 鏡に映ったのは、変な顔。この実験は一人の時にしかできない。 ともかく、目か口…

パーソナリティの顔

ラジオをよく聞く。 私のお気に入り番組の決め手は、番組内容よりパーソナリティの声。その声から「きっとこんなお顔の人だろうなあ。」と想像する。 パーソナリティの名前を検索して写真を見てみると、想像していたお顔とは全く違う。そのギャップもなかな…

1日1センチ

体が硬い。開脚して手を前につくことができない。「体が硬い人でもできる!」といったタイトルのYoutube動画があると、すぐに見てしまう。1日1センチ伸ばすことは簡単だろう。1センチなんて、ちょっと手を伸ばせばらくらくクリアできる。ということは、3…

いいわけ

仕事でちょっとしたミスをした。上司にメールで指摘されて気づいた。 私はいつもこの手のメールに返信するのに、ずいぶん迷う。 ただ「申し訳ありませんでした。」と一行謝るだけがよいか、「~(こうこう、しかじか)だったため」とミスした理由も書いた方…

行方不明のタオル

朝、洗濯ものを干していた。 長いこと使ってきたタオル。「ずいぶんくたってきたなあ。新しいものに替えようかな。」と思いながらハンガーに掛けた。 夕方、洗濯ものを取り込もうと思ったら、あの、くたったタオルが見当たらない。ベランダの内も外も念入り…

すりきず

本屋で立ち読みしていた。ちょっと分厚い本を棚に戻そうとしたら、手がすべって落ちてきた。 左手がとっさに出た。左手のひらに本のかどが当たって、床に落ちた。 いたい。左手のひらの一部の皮が擦れて、血がにじんできた。 それを見て、なぜかこう思った。…

キャベツorレタス

スーパーで買い物をしていたら、特売でキャベツが安かったから、一玉カゴに入れてレジに並んだ。 レジ担当はアルバイト風の若い男性。キャベツはバーコードがついていないから、レジ画面の野菜名をタッチする仕組みのようだった。彼の人差し指がとまったよう…

自転車にのっていたときのこと

自転車にのって、せまい歩道を走っていた。目の前に、ジャージを着た中学生3人が横並びで歩いていた。 「リン、リン」 私はベルを鳴らし、中学生達をよけさせて通過した。 しばらくすると今度は目の前に、老夫婦2人が歩いていた。おじいさんは杖をついて、…